会員登録

温首相、欧亜4カ国の歴訪を開始

2010-10-02 13:43:05     cri    

























autostart="true"

















src="mms://media.chinabroadcast.cn/japanese/20101002ri.wma">BR>



type="video/x-ms-wmv"












width="300"


height="44">

 中国の温家宝首相は2日北京を離れ、ヨーロッパとアジアの4カ国に対する8日間の歴訪を始めました。中国外務省は「今回の歴訪は、関係各国との相互信頼、共通の認識と協力を増進するだろう。また、各国と手を携えて、世界的な課題に直面し、それぞれの発展を促進させていきたい」と表明しました。

 今回、温首相はギリシャ、ベルギー、イタリアとトルコを訪問するほか、ブリュッセルで行われるアジア欧州会合(ASEM)の8回目の首脳会議と第13回中国・EU首脳会合に出席します。

 訪問に先立ち、傅瑩外務次官は記者会見で「金融危機の影響が完全に消えていない今の状況の下で、中国とEUは互いに支持し、協調を強め協力を密接にしていく必要がある。今回の会議は、『リスボン条約』が発効してから、中国・EU首脳会合のシステムに基づき行われる初めてのものである。中国はこの会議で主に3つの目標達成を期待している」と述べたあと、「今回の会議が中国EU関係の新しいスタートとなってほしい。会議の重点は、まずはマクロ的と戦略的という面で双方の関係発展の方向性を明確にして、世界の重要問題や共に関心を寄せている問題について深く意見を交わすこと。第二は、中国とEUとの次の協力を企画し、双方の対話システムを整理すること。第三は、G20サミットやカンクンでの気候変動会議など世界的な問題について意見を交換することだ」と話しました。

 これについて中国現代国際関係研究院ヨーロッパ研究所の馮仲平所長は「これは、中国がEU諸国との関係強化を期待していることを示している。同時に、金融危機の影響がまだ残っている背景の下で、EU諸国も中国との関係強化を期待している。このことは双方に実在の利益をもたらす」と述べ、双方の経済協力と貿易を例に挙げ、「EUの加盟27カ国は中国にとって最大の貿易パートナーである。つまり、EUへの輸出額は中国の輸出総額の約17%を占めている。一方、金融危機の後、EUの全般的な対外輸出は大幅に下落したが、2009年の中国への輸出は依然として伸びた。これは、双方にとって相手側が非常に重要な市場になっていることを物語っている」と話しました。

 また、中国外務省によりますと、中国とEUとの実務的な協力を促すため、温首相の訪問期間中、中国は関係国と一連の協力文書に調印することになります。ギリシャで双方は「中国とギリシャの全面的な戦略的パートナー関係を深めることについての共同声明」を発表します。ベルギーでは、双方首脳が核エネルギーや通信などの分野の協力についての文書の調印式に出席します。イタリアでは、司法、文化、科学技術と環境保護などに関する10以上の協力文書に調印するほか、「中国とイタリアとの経済協力の強化に関する3年行動計画」を発表します。

 経済協力と貿易のほか、世界整備も各国に注目されている課題となっています。馮仲平所長は 「現在、いわゆる世界整備が各国から注目を浴びている。その根本的な課題は大国間の協調を強化することである。これには新しいルールの制定が非常に重要である。世界で影響力のあるEUと中国にはこの面で協力できるスペースが大きい」と話しました。

 なお、温首相はアジア欧州会合第8回首脳会議で演説を行い、アジアとEUとの協力についての中国政府の構想を紹介し提案をおこなうことになっています。

関連ニュース
写真トピックス
コメント
今週の番組
今日熱点
快楽学唱中文歌
特集ダイジェスト
LINKS