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温首相 「途上国であることは基本的事実」

2010-09-25 16:53:06     cri    

























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 中国の温家宝首相はこの21日から23日にかけてニューヨークの国連本部で開かれた国連ミレニアム開発目標首脳会合に参加し、また国連総会で一般演説を行いました。

 温首相はまた、各国指導者、米国の社会要人、それにメディアなどと広範に接触し、中国が直面しているチャレンジ、開発戦略など国の実情を説明し、「中国が途上国である基本的な事実は変わらず、改革解放の基本的国策と平和的発展の基本方針も変わることはない」と改めて強調しました。

 ミレニアム開発目標首脳会合で、温首相は中国の目標達成に向けた努力、世界の貧困解消と南南協力への貢献を説明した上で、開発協力における国連の核心的役割を発揮させ、アフリカ諸国の経済振興への支援に重点を置くことを提案しました。

 また、途上国への中国の政府開発援助を推進するため、温首相は、民政改善、債務減免、金融、経済、貿易、農業と人材養成などの分野における新しい措置を発表し、さらに大きな洪水被害を受けたパキスタンに対し、新たに2億ドル(165億6000万円)の無償支援を追加提供することを明らかにしました。

 国連安全保障理事会会議で温首相は「中国は常任理事国としての役割を果たし、独立自主の平和的外交政策を守り、平和的手段による紛争解決を提唱し、朝鮮半島の核問題、イランの核問題、中東和平問題、スーダン問題など地域問題の解決で重要で建設的な役割を発揮し、海賊取締、世界の核拡散防止体制、国際的な軍備抑制と軍縮、テロ対策実施などに大きく寄与した。新しい国際情勢に応じ、安保理は平和的手段による紛争解決を推進し、その解決能力を高め、紛争の根本的な原因を解消させ、中でもアフリカでの紛争解決に重点を置くべきだ」と述べました。

 ところで温家宝首相はアメリカのオバマ大統領と会談を行いましたが、席上双方は両国関係、共に関心を寄せる問題について幅広く意見を交換し、見解の一致を見ました。

 またニューヨークの米中友好11団体は温家宝首相を歓迎するレセプションを開催しました。

 席上、温家宝首相は「中米関係が終始順調に発展してきたとはいえないものの、対話と協力が両国関係発展での主流となっている。中国とアメリカが仲よくすれば、共に利益を得ることができ、争いあえば、両方とも傷つく。互いに信頼し合えば、関係は前進し、疑い合えが、それは後退する」と強調したのです。(ジョウ)

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