四日目は同じ普陀山の南海観音と不肯去観音参りです。
南海観音と言う巨大な像は高さ33mあり、新しく、1997年に作られました。当日は像の補修工事が行われていましたが、この台から南方の海を見渡す風景は絶好でした。
そして 不肯去観音院に向かいます。
そもそも普陀山が観音の聖地と見なされるに至った由来は、日本人僧の慧鍔が唐代に観音像を日本に招来しようとして、その観音像がここから動かなくなったため、観音菩薩が当地で日本に渡ること拒んだ(=不肯去)、という故事にちなんでいるそうです。そして、その観音菩薩は「不肯去観音」と称され、そのお堂は「不肯去観音院」と呼ばれているのです。また普陀山の不肯去観音像を日本に持って帰るわけにはいかないため、代わりに日本のお寺が協力して、日本の各地のお寺から33体の観音菩薩が贈られ安置されているとのことで、日中双方の仏教に対する厚い心を垣間見た思いがしました。それと同時に強い祈りも感じました。
さて、普陀山を後にして、再び杭州に戻ります。
帰りも4時間バスに揺られるため、ガイドさんが司会をして、各国の歌の披露が始まりました。お国のそれぞれ自慢の歌が歌われ、それは賑やかな帰り旅となりました。
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