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 リスナーの杭州遊覧感想文

2010-12-21 19:45:14     cri    

 三日目はいよいよ普陀山です。

 杭州から観光バスに乗り、揺られること4時間。やっと波止場に着きます。それから船に乗り換えて10分。ようやく普陀山に到着しました。

 普陀山は、南海に浮かぶ風光明媚(めいび)な島です。中国仏教四大聖地のひとつに数えられ、この小さな島に多くの寺があるそうで、毎年二百八十万人を超える人が訪れるとのこと。今回も随分多くの中国人観光客が訪れていました。普陀山にはおよそ千百段の石段があり、登るだけでも大変です。汗をかきかき登り終えた山の頂上の普済寺で参拝し、また石段を下りて行きます。途中には「磐陀石」と呼ばれ、観音菩薩が説法する場とも言われる、とても奇妙な石がありました。かなり大きな石の上に微妙なバランスで岩が載っていて、手で押したら崩れそうなほどです。そしてこの岩には「磐陀石」と赤い文字で彫刻されています。さらに石段を下りて行くと今度は「心」と赤い文字で彫刻されたやはり大きな石が見えてきます。これは心字石と言われ、巨大な「心」の字が書かれた岩です。縦5メートル X 横7メートルの心という字は、どのような由来で、誰が書いたのかはよく分かっていないそうですが、とても不思議な感じがしてなりませんでした。


普陀山磐陀石

 この普陀山は杭州からかなり離れているため、この日はここで一泊となります。山を下りて迎えのバスを待っていたのですが一向に到着する気配がありません。あたりも暗くなり、月が煌々と照らしています。待ちかねた我ら一行のうち、アメリカ人がとうとうしびれを切らし、ヒップダンスを踊り始めました。皆が手拍子をしているうちにトルクメキニスタン人の女性もロシア風ダンスを踊り、さらに私が日本の盆踊りのまねごとでと、この一団ならではの雰囲気となり、爆笑の渦となりました。月明かりの中、即席のお国自慢となって、大いに盛り上がりました。

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