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中国企業、低炭素からビジネスチャンスを掴む

2010-05-10 18:22:19     cri    























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 中国政府はすでに経済と社会発展計画の中に、気候変動への対策を組み込んでおり、低排出を前提とした新しい経済成長スポットを見出そうとしています。いま、低炭素をめぐり、新しいビジネスチャンスをつかんでいる中国企業は次から次へと現れています。

 鉄鋼業は中国の重点産業として、エネルギーの消耗が高く排出の多い産業でもあります。ここ数年、鉄鋼企業は可燃ガスや余熱、余圧力をリサイクルすることで発電をしていて、現在、大手鉄鋼企業の自社発電量は、全体の30%を占めているということです。

 また、エネルギーだけではなく、生産過程の廃棄物も再利用されています。鞍山鉄鋼グループ傘下で、金属の製錬の際に出る廃棄物スラグの会社は、スラグから有用なものをリサイクルし、製品を開発しています。この会社の蘇興文社長は「去年、スラグから120万トンの材料をリサイクルし、約20億元の節約となりました。スラグで開発したスラグ粉末をすでに市場に出しています。このように、鉄鋼業の廃棄物を資源として建築業に再利用するといった新しい産業チェーンがすでに出来上がっています。ここ数年で、リサイクル経済と資源再利用の方針の下、わが社は赤字から黒字に転換することができました」と述べました。

 いま、省エネと環境に優しい製品は非常に人気があります。特に建築材料や家の内装、家電製品などにとって、低炭素は大きなセールスポイントとなっています。北京恒通木塑は、環境に優しい建材の生産会社です。この会社の孫志強社長は、「当社の製品は従来のものと比べ、強度や耐熱性が少しも劣らない上、ほとんどの製品は再利用できます。製品は北京、河北省、山西省の市場へ売り込まれていますが、売れ行きの良さから、低炭素を求める人々の思いを垣間見ることができます」と話しています。

 「廃棄物のほとんどは再利用できます。例えば、古い鉄鋼の窓は、壁に使われることで、レンガやセメントなどの代わりに利用できます」

 中国低炭素経済の成長には、政策、技術、資金面などの支援が必要とされています。政府はそのための予算を増やし、貸付の優遇策も講じているものの、資金面の不足は依然として厳しいものになっています。新しいビジネスモデルや融資方法を確立させることは、低炭素経済の急速な発展にとってかなり重要となっています。

 環境保護を支援する通用技術コンサルティング会社は、国営企業の子会社です。昨年末、この会社は中国で初めて環境産業基金を立ち上げ、20億元の資金を募りました。資金は廃棄物処理やリサイクル、省エネ、排出削減などに利用されています。(閣、丹羽)

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