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イランと西側諸国、核問題めぐり新たな危機か

2010-01-06 15:46:52     cri    





















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 イランの核開発問題で、西側諸国による交渉期限が昨年末で切れましたが、イランはそれに応じなかっただけでなく、西側諸国に対して期限付きで逆提案を出しました。これとともに、イラン軍は「軍事脅威に備える」として、2月に大規模な軍事演習を行うことを発表しました。イラン核問題が長引くことで関係各国は忍耐力を失いつつあり、イランと西側諸国の間で新しい危機が発生すると懸念されています。

 国際原子力機関(IAEA)はイランに対し、昨年末を期限として、低濃縮ウランをロシアに送り、さらにフランスで加工する案を提示しました。しかし、イランはそれを拒否した上で、低濃縮ウランと核燃料をペルシャ湾のイラン領キッシュ島またはトルコで同時交換するという逆提案を出しました。

 これに対して、アメリカのクリントン国務長官は今月4日、イランがIAEAの提案に応じなかったことに失望したとした上で、関係国との間でイランに対する追加制裁について協議を始めていることを明らかにしました。また、フランスのクシュネル外相も「イランの逆提案を受け入れない」と述べると共に、「フランスは引き続きイランと対話するが、核問題について譲歩はしない」と表明しました。

 西側諸国の対応を受けて、イラン政府は強硬な姿勢を示しています。イランのモッタキ外相は2日、西側諸国に対して「イランの提案を受け入れるかどうか1ヶ月以内に答えなければ、イランは独自にウランを濃縮する」と警告しました。また、イラン外務省のメフマンパラスト報道官は5日、「制裁を受けても核の平和利用は続ける」と述べました。そして、イラン陸軍の司令官は、軍の防衛能力を高めるために陸軍と革命防衛隊が合同演習を実施すると発表しました。

 ところで、イラン国内では、昨年6月の大統領選挙をめぐり抗議デモが相次ぎ、イスラム革命以来30年ぶりの大混乱になっています。こうした情勢について、イラン政府は西側諸国が騒乱を煽動していると指摘しており、これに対し、西側諸国はイラン政府の鎮圧を非難しています。このように、イランと西側諸国がせめぎ合うことで互いに信頼感が失われつつあり、これは核問題の解決にも影響を与えていると見られています。

 イランの指導層では、強硬派が主流を占めていることから、核問題について国際社会からの圧力があっても譲歩する可能性は小さく、核問題をめぐってイランと西側諸国の間で新たな危機が起こりそうです。(翻訳:鵬)

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