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中米、戦略的な相互信頼関係を構築へ

2009-11-18 15:33:26     cri    
























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 アメリカのオバマ大統領が中国を訪問していますが、中国とアメリカはこの間17日、北京で国交を樹立して以来の2度目の「中米共同コミュニケ」を発表しました。中国のアナリストは、これは中米両国が世界と未来に向けて、戦略的な相互信頼関係の構築に取り組むようになったことを示していると見ています。

 中国とアメリカは、1978年国交を樹立した当時、『中米国交樹立コミュニケ』を発表しましたが、今回の共同コミュニケ発表はその後の2回目のものです。中国現代国際関係研究院の楊明傑研究員は、今回発表された共同コミュニケは、30年間にわたる中米間の国交樹立以来の歴史において重要な意義を持ち、『上海コミュニケ』、『中米国交樹立コミュニケ』、『八・一七コミュニケ』に継ぐ中米関係の発展方向を示す重要文書であると見ています。これについて、楊研究員は「ほかの三つの共同コミュニケは冷戦時代に発表されたもので、二国間問題、国家の主権と領土の保全、地域問題などが主な内容であった。今回の共同コミュニケは、伝統的な二国間問題に限らず、世界中の課題に触れるようになった。また直面している課題だけでなく、今後国際社会の経済、政治、安全保障などをめぐって中米関係をどう構築していくかに言及している」と述べました。

 今回の「中米共同コミュニケ」は、中米間の戦略的な相互信頼関係の構築について、「米国は、強大でかつ繁栄し成功を遂げた中国が国際社会でより大きな役割を果たすことを期待している」とし、「中米両国は、21世紀に向けて積極的かつ包括的な協力関係を結び、共通した挑戦に対応するパートナーシップを目指して、実務的な行動を展開していく」と重ねて表明しています。楊研究員は、「これは、中米両国が長年の交渉を経て、双方が戦略的な位置づけに一致した」とし、「中米両国が共通した挑戦に対応するパートナーシップを目指しながら、実務的な行動を展開していくことが、新たな内容である」と強調しました。これについて、楊研究員は、「これは真新しい表現だと思う。冷戦終結後、一部の学者と政府関係者は非公式な場で、中米関係が敵でもない、見方でもない関係だと表明した。今回のコミュニケでは、中米関係をパートナーシップだとはっきりさせた。でも、普通のパートナーシップといくつかの点が異なる。たとえば、中米関係は伝統的な同盟国の関係ではない。敵でもない見方でもないという曖昧な関係でもない。中米は共通した挑戦に対応するという同じ目標を目指している。グローバル化、情報化、多極化の中で中米両国が同じ挑戦に直面するケースが増えてきたため、戦略的な相互信頼の関係を結ぶ理由ができてきた。これらの挑戦には、グローバル化によって生じてきた政治、経済の新たな内容を含む」と述べました。

 今回の共同コミュニケは、中米両国が地域問題と国際問題に共同して取り組むことについて具体的に述べています。楊研究員はこれについて「中米双方は世界問題と地域問題を取り扱う場合、共通した利益と責任がある。中米両国は、地域問題、二国間問題、核拡散防止条約、国連の平和維持活動などをめぐって、多国間メカニズムの構築を推し進めていく必要がある。このコミュニケは、中米双方が地域問題と国際問題を取り扱う場合いかに協力していくかのロードマップをはっきりさせた」と述べました。

 また、中米共同コミュニケは、クリーンエネルギー産業などに関わる協力計画をも打ち出しています。中米双方は今後5年間で、クリーンエネルギーの共同研究センターに少なくとも1億5000万ドルの資金を投入するほか、中国の10以上の都市でハイブリッドカーのモデル研究開発プロジェクトを展開し、技術基準を統一させ、大規模な産業化を推し進めていくことなどに合意しました。(翻訳:KH チェック:金井)

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