ASEANと中国およびASEANプラス中、日、韓3カ国の首脳会議が24日、タイ中部フアヒンで開かれました。中国の温家宝首相がこうした会議に出席しました。
温家宝首相は第12回中国・アセアン指導者会議で、「国際金融危機のもとで、中国は東南アジア諸国との協力を強化し、手を携えて危機を乗り越えて共同繁栄を促すべきである。現在、中国とアセアン諸国の金融は安定し、全体的に見れば経済は良好に発展している。双方の貿易が回復に向かって伸びつつある」と述べました。
注目されている中国―アセアン自由貿易区は2010年に完成する予定です。この貿易区設置後、中国とアセアンの間で基本的に自由貿易を実現することになります。関税は双方の貿易にとって主な障害にはならないと同時に、双方の経済一体化が前例のないレベルに引き上げられます。これは双方の関係史上大変意義のある出来事とも言えます。
これに対して、温家宝首相は「中国は来年、中国・アセアン自由貿易フォーラムを開催すると同時に、この貿易区に関するビジネスウェブサイトを関係諸国とともに開設する。また、アセアン諸国への中国の投資を拡大するため、各国に経済協力区を設置する。知的所有権を保護し、保護貿易主義を取り除き、統一した動植物輸出入検査検疫システムを整備する」と語りました。
このほか、温家宝首相は自由貿易区のインフラ整備を急ぐことを強調しました。また、この支援政策として、中国政府がアセアンに提供する150億ドル融資の中の67億ドルに対して、優遇策を実施すると決定しました。
アセアン各国の指導者は、「中国政府は、現在の困難を乗り越えるため、実際に行動し、アセアン諸国と協力している。そのため、中国が、この地域の経済や金融安定の維持、平和と発展促進の面で重要な役割を果たしている」との考えを示しました。また、各国の指導者は今後、中国との政治対話を行い、政治信頼を増進させ、自由貿易区の設置を契機に経済貿易分野における協力と人的往来を強化するよう希望しました。
また、アセアン+中、日、韓3カ国の首脳会議で、温家宝首相は日本や韓国およびアセアン諸国の指導者とともに、国際金融危機への対応、実務的な協力強化について、意見を交換しました。
その中で、温家宝首相は「国際金融危機への対応は現在、アセアン諸国および中、日、韓にとって依然として急務である。また、この地域の平和と繁栄のために、長い目で各分野での協力を強化し、この地区の経済一体化を推進すべきである。この目標を実現させるためには、各国が適切な財政や通貨政策をとり、経済の安定した成長を促進しなければならない。できれば年末までに域内で外貨を融通し合う協定「チェンマイ・イニシアチブ」に調印する。それと同時に、アジア債権市場の整備を急ぎ、域内の貿易と投資を拡大する」と述べました。
| ||||
| © China Radio International.CRI. All Rights Reserved. 16A Shijingshan Road, Beijing, China. 100040 |