南米チリで、七面鳥が新型インフルエンザに感染したことを受け、FAO・国連食糧農業機関は27日、十分注意するよう呼びかけました。
FAOのルブロス首席獣医は、イタリア・ローマの本部で「現在のところ、七面鳥の感染が人間の体と食物連鎖に影響した兆しはなく、チリ政府の対応は科学的だ。しかし新型インフルエンザのH1N1型ウイルスが鳥インフルエンザのH5N1型ウイルスと結合すると、より毒性の高いウイルスへと変異する恐れがある」として注意を呼びかけました。
ルブロス首席獣医はさらに、FAOは、OIE(国際獣疫事務局)とWHO(世界保健機関)と共に厳密な監視を続けていくと明らかにしました。
チリ農業牧畜局は20日、同国の2つの畜産場で七面鳥の新型インフルエンザ感染が確認されたと発表しましたが、豚と人以外で感染が見つかったのは初めてです。
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