一昨日、北京では大雪が降りました。気温も下がりました。去年同じ時期、大雪も降りました。偶然かといっても、偶然でもないようと気象局の専門家は解釈しました。
まあ、春の雪は冬の雪と違って、木の枝に積もっており、雪景色が非常にきれいでした。その後の午後、雪がすぐ溶けちゃってしまいましたが、空気などが乾燥している北京では、この水は植物にとっては貴重な水源となっていました
さて、先週の番組の冒頭では、中国の桜の花見の三大名所、湖北省の武漢、江蘇省の無錫、雲南省の昆明などの花見の情報をご紹介しましたが、実は、中国中部の湖北省の武漢では、花見の場所が2ヵ所あります。一つは、武漢大学、もう一つは、東湖公園の桜園です。
この中で、武漢一番の桜の名所といえば武漢大学です。1972年、当時日本の田中角栄総理が周恩来総理に桜の木を贈りました。周恩来総理はその一部を武漢大学に送りました。1978年にも田中角栄総理が、周恩来総理の夫人に桜の木を寄贈しましたが、それは武漢の東湖公園に植えられたんです。
ここ数年、毎年の3月になると、多くの観光客は武漢大学に花見に訪れます。中国の有名な大学のキャンパスを見学しながら、桜の花見もできますよね。しかし、この2、3年、観光客はあまりにも多くて、武漢大学の教学、学生や先生たちの普段の生活にも支障が出るようになっています。2、3年前から、桜満開の時期に限って、武漢大学は観光客を対象に、入場料10元を徴収するようになりました。今は2倍の20元となりました。桜のお花見は中国の人々も日本人に負けずに好きですからね。
3月の中旬になると、中国各地では、菜の花が咲きはじめます。多くの人々は、菜の花の花見をします。今は、江西省のブ原、浙江省の仙居、陝西省の漢中、安徽省の黄山では、面積の大きな田畑に植えられた菜の花が開花しています。多くの観光客は花見に駆けつけています。
今週の番組の本番では、先週に続いて、引き続き、アモイ大学の様子、そしてコロンス島の様子をご紹介します。どうぞお聞きください。(任春生)
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