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3月8日 中国の旅

2013-03-08 14:38:55     cri    

























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プーアル茶の古い茶樹畑を尋ねる

 ミャンマーと接する中国雲南省のプーアル市には、15万ヘクタールものプーアル茶畑が広がっています。そして樹齢100年から1000年までの古いお茶の樹の畑も残ってます。古いお茶の樹は全て自然のままの環境で育っているため、そこから採れる茶葉は人気があります。

 2012年、雲南省の古い茶畑が国際食糧農業機関に、世界重要農業文化遺産保護プロジェクトのモデル事業に指定されました。今日の番組では、この歴史ある古い茶畑を訪ね、現地の農家がどのように茶畑を保護しているのかをご紹介します。

 プーアル市を流れるランソウ江という大きな河に沿う原始林は、北回帰線にある最大のオアシスであり、世界で最も美しい森でもあります。この森の中に、野生のお茶の林が7.8万ヘクタールあります。その周辺には、移行型茶樹、そして栽培型などもあり、空気にもほんのり茶の香りが漂っています。

 プーアル市鎮沅県の千家寨という村落にある古代のお茶の樹の林はこれまでに世界で発見されている中で面積が最も大きい茶樹の原始林です。この群れの中に、千家寨大茶樹1号と命名された樹があります。高さ25.6メートル、樹齢は2700年と推測されています。これは世界の一番古い野生のお茶の樹とされています。これについて鎮沅県の李験波県長は、次のように紹介してくれました。

 「千家寨大茶樹1号はわが県の宝物です。お茶の王様でもあります。県としては、この一番古いお茶の樹、そして古い茶の樹の林を保護する措置を実施しています。観光客にも見学や説明を受ける際の条件がつけられています。毎日、山林の管理者が巡回しています」

 1997年、当時の中国国家郵電省がお茶をモチーフにした切手を4枚1セットで発行しました。1枚目の切手に描かれた茶の樹は、プーアル市ランソウ邦崴にある古い茶の樹です。この茶の樹は高さ11.8メートル、樹齢はおよそ1000年です。9ヵ国と地域からの181名の専門家チームが調査を行い、この茶の樹を野生型から人工栽培型までに進化した世界で唯一の古代茶の樹であると認定しました。

 これについて、お茶の専門家・黄桂枢さんが話してくれました。

 「この調査結果は、世界のお茶業界を驚かせました。これまでの100年間、茶業界では、茶葉の原産地はインドのアッサムとしてきました。この茶樹の存在によって世界の茶葉の原産地が中国、そして雲南のプーアル市であることを裏付けたのです」

 これらの古いお茶の樹の林の周りで生まれ育った女性、王恵さんは子どもの頃の話しをしてくれました。当時の生活はお茶が頼りだったようです。王恵さんの話です。

 「小さい頃、家の近くに大きなお茶の樹がありました。夏は木陰で涼み、ゲームをしたり、木に登ったりしていました。時々茶葉を摘んで、調理して食べました。学校に上がる時、家は貧しかったので、茶葉を市場で売り、授業料にしました。私の生活は、お茶と共にありました。古い茶の樹が生活を支えてくれたのです」

 雲南ランソウ県恵民郷に、人口栽培の古代茶畑があります。面積は1867ヘクタールで、歴史が最も長く保存状態が最もいいとされる人工栽培型茶畑です。山の中を数キロに渡って続く茶畑はお茶の樹が他の植物と混ざり合い、自然の林となっています。現地の人々は、春、茶葉を摘み、昔ながらの方法でお茶を加工します。現地の古代茶畑の保護について、ランソウ県恵民郷の陽雲介書記の話です。

 「ここの茶の樹は数千年にわたって生きてきました。先祖が残してくれた大事な財産です。お茶は現地の農家の大切な心のよりどころであり、重要な財源でもあります。皆、命よりお茶を大事にしています。ですから誰もが積極的に茶畑の保護に取り組んでいます」

 この茶畑の周辺の村は、村に住む人のルールがあります。このルールに茶畑の保護に関するものもあります。農薬を使ってはいけない、茶の樹の枝を勝手に手入れしていけない。古い茶の樹に寄生している貴重な花や草を勝手に採ってはいけないなど細かい注意事項です。ガイドは、観光客を案内する前に、これらのルールを必ず説明しておきます。

 現地の農家にとっては、プーアル茶は生活に欠かせないものです。ランソウ県茶葉発展事務所の魏発軍主任は次のように語ってくれました。

 「ランソウ県の各少数民族にとって、お茶は単なる飲み物というだけではなく、普段の生活に溶け込み、ライフスタイルの一部とも言えるのです。お茶を飲まないと、なんだかもの足りないという感じがするんです。老若男女問わず毎日お茶を飲む習慣があります」……(任春生)

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