北京などの北方地域はまだ寒いんですが、中国南方地域、たとえば、湖北省の武漢では先週、気温が20度以上にあがり、最近は日中の最高気温は15度ぐらいで、まさに春の到来となっています。気温が上昇する中、武漢の武漢大学と東湖公園の桜園などでは桜が開花しました。東湖桜園では12日に、桜祭りが開幕しました。月末まで行われる予定です。
実は、武漢一番の桜の名所といえば武漢大学です。1972年、当時日本の田中角栄総理が周恩来総理に桜の木を贈りました。周恩来総理はその一部を武漢大学に送りました。1978年にも田中角栄総理が、周恩来総理の夫人に桜の木を寄贈しましたが、それは武漢東湖公園に植えられたんです。
最近の新聞の報道をみますと、毎年、多くの観光客は武漢大学に花見に訪れるそうです。まずは中国の有名な大学のキャンパスの見学、そして桜の花見。
しかし、ここ数年、あまりにも観光客が多くて、武漢大学の教学、学生や先生たちの普段の生活にも支障が出るようになっています。そのため、2、3年前から桜満開の時期に限って、入場料10元を徴収するようになりました。今年は2倍の20元となりました。
お花見は中国の人々も日本人に負けずに好きですからね。実はもう2月の末、昆明の園通山でも桜が咲き始め、桜祭りが開かれました。こちらは今月末まで行われます。そして、無錫の桜も有名です。この番組でも紹介したことがあります。調べてみたところ、こちらももう開花しているそうです。関連ニュースが掲載されていました。无锡の鼋头渚公園に日本の桜の品種、染井吉野が咲いています。今後観光客がますます増えていくということです。この三つの地域は、もうすっかり中国の3桜の花見の名勝地です。
では、番組の本番に参りましょう。私は、7日から10日までアモイに行ってきました。3人の日本人の方と一緒にあるイベントに参加してきました。そのイベントは孔子ラジオ学堂のプロジェクトです。私は添乗員、取材をかねて行ってきました。中国の旅の番組ではから、今週は私の福建省のアモイの旅の経験を交えて、福建省の世界文化遺産、土楼、アモイ大学のキャンパス(本部)、コロンス島などの観光スポットをご紹介します……(任春生)
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