張家界は、険しい峰が連なるカルスト地形がおりなす珍しい風景が有名な場所です。2009年に公開されたハリウッドの映画「アバター」のロケ地の一つは、この張家界だそうです。
張家界市にある武陵源区という観光地は世界遺産のリストにも登録されています。武陵源観光区は、一番美しいとされるエリアの面積は296平方キロメートルです。このエリアは、張家界国家森林公園、天子山自然保護区、索渓峪自然保護区という3つのエリアにわかれています。ガイドをつけずに一人で散策すると、一周するのにおよそ15日間ぐらいはかかります。今週の番組ではそのうちの観光スポット、張家界国家森林公園にある金鞭渓大峡谷をご紹介します。
張家界の住民の話によると、金鞭渓という渓流は「干ばつがあっても渓流の水が枯れず、雨が長く降っても渓流の水は濁らない」という特徴があるそうです。峡谷は金鞭渓のすぐ側にあり、長さ5.7キロに渡り続いています。ここを歩いて散策すると、2時間半ほどかかります。鳥の声を聞きながら、渓流を臨み、また、その渓流をのぞけば魚が泳いでいるのも見えます。
もう1ヵ所は、国家森林公園区にある黄石寨です。ここは、標高1048メートルで、自分の足で登るほかに、ロープウェイもあります。山頂にはさらに3キロほどの散策コースもあります。ここからの奇岩の眺めは絶景だそうです。
次は索渓峪自然保護区です。ここのおすすめは、黄龍洞と呼ばれる鍾乳洞です。1983年に発見されたもので、アジア最大の鍾乳洞です。この鍾乳洞の構造はとても複雑で入り組んでおり、洞窟が重なる2重構造のようになっており、この鍾乳洞を全て見るには2時間ほど必要です。
アクセス:北京からも、上海からも張家界の荷花空港までおよそ2時間半のフライトとなります。そして空港からは、車でおよそ40分で観光区に到着です。(担当:任春生 吉野綾子)
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