廬山は中国中部の江西省九江市にある有名な山です。廬山は揚子江下流地域の平原とハ陽湖という湖のほとりに聳えています。ここは典型的な山岳気候で、夏の平均気温は22度ほどで、涼しいため避暑地として格好の場所となっています。
廬山は上海から900キロ離れていますが、交通手段が多いので、アクセスは非常に便利です。列車なら上海から廬山まで10時間ほどで到着します。夜行列車を利用すれば、一晩、車中で過ごし、その翌日には水墨画のような別世界の景勝地、廬山につきます。
三畳泉という滝は、廬山の第一の風景と呼ばれ、廬山にやってきてこれを見なければ、廬山に来た意味はないといわれるほどです。春になると、この三畳泉は水が3つに分かれて流れ落ちてきます。落差が155メートルもあり、非常に壮大な風景です。そして、この3つに分かれた滝はそれぞれ特徴があり、特に、第三の滝は、水の粒がまるで真珠のように目の前に落ちてきます。また初夏になると、水の量が増え、滝の音は雷のようです。
廬山は四季の移り変わりとともに美しい風景も変わり、それぞれ見ごたえがあります。1000年前の唐の時代、詩人は廬山の風景を詩に詠みました。中でも最も美しい景色として知られるのは、小雨の中、桃が咲き誇るという春の風景です……
アクセスは:国内は上海から列車もあり、飛行機もあります。国内線の利用は上海から江西省九江空港までおよそ1時間40分、北京から九江空港までおよそ2時間です。
日本の成田国際空港から九江空港まで上海からの乗り継ぎでおよそ10時間です。(担当:任春生 吉野綾子)
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