上海箸博物館は、上海市の虹口四川北路という通りの北側の長さ500メートルほどの路地にあります。ここは、かつて日本租界があった場所で、今は残された建物がきれいに整備され、多倫文化名人街という名がつけられています。
民国時代、文学者の魯迅や郭沫若、茅盾らが活動を行ったところでもありますので、現代文学の発展においても重要視されている場所です。そのため名人街という名がついているはずです。
箸の起源は中国ですから、日本には5世紀から6世紀に仏教の伝来とともに、当時の百済から伝わったと言われています。箸を使うという点では、中国も日本も同じですが、違う部分もあります。中国の箸は、日本のものより少し長く、先もあまり細くはならないです。持ち方は、中国も日本も同じように厳しいということです。
かつては中国でも日本と同じ「箸」という漢字を使っていましたが、宋、元の時代に、船乗りたちが今の「kuai zi」を使いはじめました。実は「箸」の漢字の発音が「留まる」か「佇む」とか停滞を意味する漢字と同じ、それで船乗りたちが逆に「早い」という意味の「kuai」を使ったんです。「kuai zi」はまた早い子という意味が、子どもの出産を願うものとなって、嫁入りの時に箸を持たせるということです。箸にも深い文化があるというのは本当です。
アクセスです。日本から上海への航空便はたくさんあり、便利です。多倫文化名人街は魯迅公園のそばにあります。地下鉄3号線の魯迅公園駅が最寄駅となります。
万博が終わり、静けさをとりもどした上海ですが、上海蟹の季節です。まだ間に合いますのでぜひ、秋の上海の旅行をお楽しみください。
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