秋と初冬は、北京の空気が澄んでいて、爽やかな毎日です。この季節はスポーツのシーズンで、北京には登山が好きな人がたくさんいます。これまで一番人気の高い山は、北京西郊外の香山でしたが、最近、もう1ヵ所、急速に人気を集めている場所があります。それは千霊山という山です。北京の西南部で一番高い山です。
千霊山は、北京の西南部の豊台区の王佐鎮にあり、市中心部から30キロほど離れています。面積が6平方キロメートル、数多くの峰があり、最高峰の極楽峰という峰は海抜699メートルで、北京南西部では一番高い峰となっています。
千霊山観光地の特徴は、仏教文化の影響が濃いことです。ここには見所としては、まず北京最大の洞窟群とお寺があります。次に、農村の風景も美しく、北京西南部の一番高い峰が見渡せます。そしてここは、山並みが美しく、登山者にとって理想の登山場所です。
千霊山観光地は、2007年9月にオープンし、多くの自然資源があります。植物は273種類もあります。このほか、仏教文化の影響が残っており、発掘された文化財を調べたところ、千霊山観光地の歴史は400年前の明の時代に遡ることができるということです。
文化的な価値があるほか、今、千霊山は北京周辺の登山者の人気を集めています。ここの登山道が緩やかで、特に、ハイキングに向いています。北京市登山スポーツ協会によりますと、北京では登山愛好者が数多くいますが、登山できる場所が少ないそうです。千霊山観光地は、登山者にとって新しい候補地となりました。
関連情報:千霊山観光地の入山料は、3月中旬から12月中旬までは、25元(日本で375円)、12月中旬から、来年の3月中旬まで、15元(日本円で225円)です。
交通手段は、市内から千霊山観光地まで直通のバスがあります。そのほか、自家用車で行くこともできます。(担当:任春生 吉野綾子)
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