中国はさくらんぼ狩りスポットがまだたくさんあります。山東省の煙台市はその一つです。煙台は、山東半島の中部に位置する町で、南北に海があり、平均気温が年間13℃と穏やかなので、避暑地としても人気があります。
1870年代に西洋からやってきた宣教師と船員たちが、煙台でさくらんぼを栽培し始めたといわれています。煙台の穏やかな気候はさくらんぼ栽培にぴったりで、当市の主な生産地は福山と芝罘の2区です。
ここ数年、煙台は観光誘致に力を入れています。上海万博の間、上海から煙台までの特別チャーター便が開通しており、上海万博の経済効果に期待を寄せているようです。
次は、遼寧省の大連です。大連は遼東半島の最南端に位置する都市です。ここのさくらんぼの主な生産地は、旅顺口区と金州区で、旅顺口区は独特の地理的な位置と、気候条件でさくらんぼ栽培に成功しています。
ここのさくらんぼ栽培の歴史はなんと100年ほどあるそうです。毎年の6月は大連のさくらんぼが最も熟す季節です。日本の佐藤錦に似た「最上錦」とか、カナダで開発された「巨紅」など5つの品種があります。
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