全国に先駆けて改革開放を実施した広州は、スポーツ競技においても、その成績、レベルともに全国でトップクラスとなっています。広州アジア大会組織委員会の副秘書長でもある広州市体育局の劉江南局長は記者のインタビューに答えた際、「全国運動会、アジア大会、オリンピックで金メダルを獲得した中国選手のうち、広州市出身の選手が最も大きな割合を占めています。これは広州のアスリート育成が成功した証です」と語りました。
2008年の北京オリンピックで、中国初の金メダルを獲得した陳燮(ショウ)霞選手も広州のアスリートです。自らの成績について陳選手は「獲得した成績は常日頃の努力のたまものである。また、地元の皆さんからの応援や期待も大きな励ましとなった。これからも、さらに上を目指して努力したいと思う」と述べました。
北京オリンピックでは中国代表団は51個の金メダルを含む100個のメダルを獲得しました。そのうち、広州出身のアスリート25人は金メダル2個、銀メダル1個、銅メダル2個という過去最高の成績を収めました。また、2009年10月、山東省の済南市で行われた第11回全国運動会では、広東から202人の選手が参加し、30種目でメダルを争いました。その結果、メダル54個を獲得という好成績を収めました。そのうち、金メダルの割合は、40%に達しています。
第16回アジア大会の主催は、広州のスポーツ事業が国内での競争から国際的な競争、協力へ歩みを進め、ひいては世界のスポーツ事業に対する貢献度を次第に増していくことを意味しています。劉江南局長は「主催都市として、広州は大会の成功に向けて全力を尽くす。今回の大会でも、広州からより多くの選手が参加し、各種目でよい成績を残してほしいと思う。何といっても、地元での大会ですから、ふるさとの人々に顔向けできるように、頑張ってほしい」と語りました。
2007年に行われた第2回アジア室内競技大会では53秒56の成績で女子400メートルの金メダリストに輝いた広州の湯暁茵選手は記者のインタビュに対して、「とりあえずは、出場権の獲得を目指してがんばっている。選手であっても、広州出身であれば、一応ホストということになるから、みんな今回の大会ではいいところを見せなければと思っている。また、アジア各国の選手の参加を楽しみにしている。ぜひよい成績を残してほしいです。広州の皆さんには、アジア大会を支え、選手たちにエールをたくさん送ってほしい」と広州アジア大会に向けた意気込みを語りました。
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