広州は多彩な地元文化を持つだけでなく、中国と西洋の文化交流も盛んに行われています。
広州市の中山記念堂は広州のランドマークであり、また、大規模な集会や芸術祭、イベントなどが行われる重要な場所でもあります。地方劇や中国のポップカルチャーを代表する様々なイベントのほか、ドイツの交響楽、ロシアのバレエなどの公演がここで行われてきました。
ここ数年、中国の文芸界は国内外ですばらしい成績を収めました。これについて、広州市文化連合会の李錦源会長は「これまでの統計によると、広州市はここ5年間で、国内外合わせて、484の賞を受賞した。そのうち、国際的な賞は36で、国家レベルの賞は199となっている」と述べました。
広州の1000年以上にわたる対外開放の歴史と同様、広州市文芸団体も海外に活躍の舞台を広げています。広州市雑技団の曹建平団長は「好評を博している中国初の雑技劇『西遊記』は、今年の旧正月に北京で14回連続公演が行われた後、次のステップとして舞台を海外に広げていく」と述べ上で、「われわれの雑技団は今年、シンガポールで『西遊記』の公演を行う。また、10月に開かれるオーストラリアのアデレード国際芸術祭にも招かれている」ことを明かしました。
改革開放して以来、広州市はブランド確立と影響力の拡大を文化芸術活動の重要な目標としてきました。中国三大国際芸術博覧会の1つである「広州国際芸術博覧会」は1996年から始まり、これまでに13回行われました。毎年12月、現代の芸術の代表作、数千点が広州に集まります。また、広州交響楽団は15年連続で新年音楽会を行ったほか、第15回ドーハアジア大会の開会式と閉会式の音楽の演奏も担当しました。
このほか、ボイスアジア文化祭、中国(広州)大学生演劇祭、中国雑技の最高賞である「金獅子賞」、中国(広州)国際ドキュメンタリー大会、広州・香港・マカオ広東劇デーなどのイベントにより、広州市の文化の影響力はますます高まっています。
広州市人民対外友好協会の劉栄華秘書長は、「国内外における多数の公演や文化交流の裏に、それを陰ながら支えてくれている人々がいる。それは海外の華人や外国人の皆さんである。この方たちを忘れるわけにはいかない。」と述べた上で、「25年間の積み重ねで、民間友好交流や対外交流に熱心な海外の友人ができた。この友人たちは資金や情報の提供という形で力を貸してくれ、文化やスポーツの交流などにおいて架け橋の役割を果たしている」と語りました。
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