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広州アジア大会話題18:友情で世界とつながる広州

2009-08-25 17:51:37     cri    

 改革開放以来、広州は世界21カ国、22の都市と友好都市提携を結び、12カ国、13の都市と友好協力交流都市の提携を結んでいます。広州の観光名所である白雲山、その麓にある雲台ガーデンには、海外の友好都市が広州市に寄贈した品々11点が展示されています。その中には、アメリカのロサンゼルス市が寄贈した道しるべやドイツのフランクフルト市が寄贈したリンゴ酒の瓶、そして、日本の福岡市が寄贈した三人舞妓像などがあります。これらの寄贈品を見ても、広州と世界各国の間に結ばれた友情が見て取れます。

 1979年、広州市と福岡市は、最初の友好都市提携を結びました。その歴史的な瞬間を見守ってきた広州市外事弁公室元幹部の蔡松英さんは「当時、福岡各界の代表団が、広州によく訪問していた。福岡市の進藤一馬・当時市長はかなり高齢の方だったが、友好都市関係の締結によって、市民の人気を集め、市長再選を果たした」と述べました。

 友好都市関係の締結で、広州市と福岡市の往来は、ますます盛んになりました。1980年、広州のパンダ2頭が福岡市に運ばれたことをきっかけに、日本でパンダブームが起こりました。1981年、福岡市の協力を得て、中国初の遊園地である「金印遊園地」が広州の越秀山に建設されました。30年来、両都市は政府間の相互訪問や、経済貿易、文化、教育、科学技術などの分野で幅広い協力と交流を行ってきました。

 福岡市の千葉由紀子さんは、長年に渡り、中日友好活動に携わってきました。千葉さんは様々な民間組織や政府機関をつれて、広州市を訪れました。友好都市の締結について、千葉さんは「指導者を含めて、皆の視野が広がった。広州を通じて、中国の全体を知ることができたと思う」と語ってくれました。

 広州市は、福岡市と友好都市提携を結んだ後、さらに、アメリカのロサンゼルスや、フィリピンのマニラ、カナダのバンクーバー、オーストラリアのシドニーなど21の都市と友好都市提携を結びました。

 都市発展と対外交流を長年に渡り研究している李永寧博士は、「友好都市システム、および友好都市間の資源共有は、未来の都市発展モデルとなる。この点において、広州は優位性を持っている」と語った上で、「広州の輸出入貿易は、多くの友好都市にとって、中国市場に展開するためのルートです。国内に対しても、海外に対しても、広州は自分の優位性を生かして、架け橋の役割を果たしている」と述べました。

 なお、広州市は11月、国際友好都市設立30周年の記念イベントを行うことになっています。

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