今、イベントコーディネートという仕事は、都市の新しい産業の一つとして、国民経済と社会の進歩を促すものとなっています。広州は早くからイベントコーディネート業をスタートさせており、その規模は北京と上海についで、3番目に位置づけられています。
中国輸出入商品交易会、略して「広東フェア」は世界的によく知られています。1950年代から広州で行われ、中国では最も歴史があり、最大規模の見本市です。さらに商品の数、参加バイヤーの数も最も多く、ビジネスチャンスも最大であることから、名実ともに中国一の見本市だといえるでしょう。
広東フェアにおける輸出は広州、及び全国各省と市の経済発展に大きく貢献しています。去年から始まった金融危機が中国の経済、特に対外貿易に大きな影響を与えたにもかかわらず、広東フェアの参加バイヤーと規模はこれまで通りの勢いを見せています。広東フェアで広報を担当する慕新海氏は、広東フェアの盛り上がりに自信を持っていて、「この3つのことがあるから私たちは自信があるといえる。まず、去年の下半期から、中央政府による輸出企業を支援する一連の政策である。次は、われわれが企業誘致を重視していることと、そのために講じた積極的な措置があることである。第3は、全面的にサービスレベルを向上させ、バイヤーの方々にとり交渉の環境を整え、より良いビジネスチャンスを提供していくものである」と紹介しました。
中国の経済と社会の発展が、海外の高いレベルの人材を求めるようになるにつれて、今から10年前以上前の1998年12月28日から30日、科学技術の進歩とハイテク産業の発展を推進するために、広州市人民政府は科学技術省や教育省などの国家機関と共に、中国留学生広州科学技術交流会、略して「留交会」を開催しました。それ以降、毎年12月28日から30日、「留交会」が広州で行われるようになりました。広州市の徐志彪副市長は「『留交会』の趣旨は内外に向け、全中国にサービスを提供していくことである。われわれは架け橋の役割を果たしていく」と述べました。
11年かけて、「留交会」は絶えず規模が拡大し、内容も豊富なものとなり、サービスレベルも向上していきました。広州市発展改革委員会の陳浩鈿副主任は「統計によれば、この留交会は、10年間で合わせて3万5000人以上の留学生を引きつけ、彼らによって3500社以上の企業が設立された。その中の数社は全国でもトップレベルにある」と語りました。
現在、「留交会」は中国最大の留学生人材バンクで、しかも国内における国際科学技術情報と留学生の交流の場としては最大規模で、最も影響力のあるものとなっています。
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