北京
PM2.577
23/19
中国がロシアの軍事行動を非難しないという米ブリンケン国務長官の糾弾に対し、外交部の趙立堅報道官は17日、「米国の関連発言は中国への中傷であり、米国の冷戦思考と集団対抗思想を露呈している。こうした発言は問題解決に役立たず、中国は断固反対する」と述べた上で、ウクライナ危機解決の鍵は米国とNATO(北大西洋条約機構)が握っていると指摘しました。
趙報道官はさらに、ウクライナ問題について、中国は一貫して客観的かつ公正な態度で、事実の是非に基づき、独立した自主的な判断をしてきたと主張しました。また、中国は各国の主権と領土保全を尊重し、国連憲章の趣旨と原則を遵守し、各国の安全保障への懸念を重視し、危機の平和的解決に資するあらゆる努力を支持し続けており、責任ある大国として、引き続き世界の平和と安定を守るために建設的な役割を果たしていくと述べました。
また、NATOの東方拡大に関する米政府の政策決定は、今日のウクライナ危機に直接関連していると指摘し、米国が世界の多くの発展途上国とともに平和と正義の側に立ち、ウクライナ情勢の早期沈静化を促進するよう望むと述べました。(閣、鳴海)