北京
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習近平国家主席は16日午後、インドネシアのジョコ大統領と電話会談を行いました。
習主席は「双方は今後も、新型コロナワクチン協力の推進などについて達成した共通認識をしっかり実行に移し、感染症対策での協力を引き続き強化しなければならない。また、ジャカルターバンドン間の高速鉄道を予定通りに開通し、『地域総合経済回廊』、『両国双園(相手国で相互に産業パークを設立)』などの重要プロジェクトをしっかりと実施し、ハイクオリティな『一帯一路』を共同建設し、インドネシアの発展と両国の協力を力強く後押ししていきたい。中国は、インドネシアの発展や両国の協力に資するプロジェクトに対して、積極的な姿勢で臨む。また、双方は、世界市場の安定と円滑なサプライチェーンを維持し、グローバル発展イニシアチブの着実な実施を推進し、ASEANを中心とした開放かつ包括的な地域枠組みを守り、団結・協力、互恵・ウィンウィンを堅持しなければならない。中国はインドネシアがG20議長国としての役割を発揮し、『共同復興、力強い回復』のテーマに焦点を当て、バリ島でのサミットを成功させることを支持する」と述べました。
一方、ジョコ大統領は、「現在、インドネシアと中国の二国間貿易と投資協力は急速に成長している。インドネシアは今後も中国と共に、ジャカルターバンドン間の高速鉄道を予定通りに完成し、両国民に福祉をもたらすよう尽力したい。インドネシアはインドネシアの新首都建設に向け、中国と三者協力を展開し、中国がインドネシアの『地域総合経済回廊』の建設とグリーン工業団地の建設を引き続き支持することを希望する。習近平主席が提起したグローバル発展イニシアチブは、持続可能な開発のための2030アジェンダの実現に寄与するものであり、インドネシアはこれを全力で支持し、中国と緊密な意思疎通を保ち、イニシアチブの実行を推進し、世界の共同発展の促進に貢献していきたい」と語りました。
なお、双方はウクライナ情勢について意見を交わし、「各側は平和的な話し合いを堅持し、大規模な人道危機の発生を防ぎ、制裁による世界経済への悪影響を抑え、世界経済の回復プロセスの障害となることを避けるべきだ」との認識で一致しました。(ミン・イヒョウ、鳴海)