北京
PM2.577
23/19
生物・化学兵器の禁止に取り組む国連委員会の元メンバーで、ロシアの生物学者イゴール・ニクリン(Igor Nikulin)氏は、このほど中国国際テレビ(CGTN)のインタビューで、「ウクライナは米国の生物兵器の実験場となっている」と述べました。
ニクリン氏によりますと、2019年時点で、ウクライナには米国の生物実験室が16カ所設置されており、そのうち、10カ所がキエフやハリコフ、リヴィウなど人口100万人以上の都市に設けられているということです。また、ニクリン氏は、「政府が腐敗している国、または米国に依存している国に、そのような実験室が設置されるのが一般的である」と指摘しました。
さらに、ニクリン氏は、「ロシアは最近、ウクライナの2カ所の実験室だけで、危険な病原体を入れた320の容器が破壊されているのを確認した。それは、米国が証拠隠滅のために処分したものとみられる。米国は、自身が『生物兵器禁止条約』に違反したことをよくわかっているはずだ」と示しました。(鵬、星)