北京
PM2.577
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現地時間3月3日と7日、ロシアとウクライナはベラルーシのブレスト州で第2ラウンドと第3ラウンドの交渉を行いました。中国の中央広播電視総台(チャイナ・メディア・グループ/CMG)はモスクワやブレスト、キエフなど数カ所にカメラ十数台を設置するなどで、両国の交渉を傘下のコラム「玉淵譚天」のコンテンツとしてネット中継し、ネットユーザーに多角的かつリアルタイムに交渉の現場を目撃する機会を提供しました。
ネット中継の様子
ネット中継の様子
この中継はCMGの動画配信である央視頻、CMGの動画アカウントなどのニューメディアのプラットフォームを通じて配信され、視聴者は1365万人に達しました。ネットユーザーはリアルタイムで視聴し、双方向のコメントを通じてロシアとウクライナ双方が交渉によって問題解決の方法を見出すことに期待を示しました。
ネットユーザーの@Ryanさんは、「現場にいた記者の皆さん、お疲れ様。ベラルーシやロシアのメディアのほかにはCMGの記者が真っ先に交渉の現場入りしたね」と書き込みました。
ロシアとウクライナの交渉では、交渉の場所や時間などに関する情報は常に変化しました。CMGが派遣したリポーターは交渉場所にただちに足を運び、両国の交渉の最新情報が生中継で伝えられました。また、最新の状況をリアルタイムで更新することで、交渉の進展や詳細が紹介されました。「ロシア代表団が車で現場に到着しました」「ウクライナ代表団がヘリコプターで現場に到着しました」「ロシアとウクライナ代表団の代表が握手しました」など現場の細かい動きが生中継で紹介されました。
双方の代表団の到着から交渉開始まで中継は「交渉」を中心に据え、多くの専門家を招いて、両国交渉の詳細を即座に解説し、ロシアとウクライナの衝突の背景にある複雑な情勢をも分析しました。ロシアとウクライナの交渉開始までの過程は紆余曲折を経ました。交渉場所に関する情報は何度も変更され、交渉は何度も延期されました。特に第2と第3ラウンドの交渉では、ロシア側代表団が常に早く到着し、ウクライナ側代表団を待ちました。その原因は何なのか、どちらが平和のプロセスに悪影響を与えているのかは、世論の注目の的です。
また、このニューメディアによる生中継では、解説などをはさまず現場の状況だけを紹介する方式も採用されました。視聴者は関係リンク先に進むことで、ロシアのモスクワやウクライナのキエフなどの様子をリアルタイムで見ることができました。
ネットユーザーの@Ayy 567さんは、「握手して和解しよう。平和を祈る」と書き込みました。中継後にユーザーからのコメントを分析した結果、一番多く書き込まれた言葉は「平和」と「希望」でした。情勢が一日も早く緩和されること、双方が握手して和解すること、平和の実現を期待することが、ネットユーザーの考えの主流であることが判明しました。(藍、鈴木)