北京
PM2.577
23/19
習近平国家主席は8日午後、フランスのマクロン大統領、ドイツのショルツ首相とビデオサミットを行い、ウクライナ情勢について意見を交わしました。
マクロン大統領とショルツ首相は、ウクライナの現状に対する見解と立場を示し、「ヨーロッパは第二次世界大戦以来、最も深刻な危機に直面している」として「交渉による問題解決を支持する」と述べました。さらに、人道的危機の緩和に向けた中国側の提案に感謝し、中国側との意思疎通を強め、和平交渉への働きかけを促し、情勢のさらなる悪化と深刻な人道的危機を回避したいとの考えを示しました。
習主席は、ウクライナの現状を憂慮し、「中国は、ヨーロッパ大陸が再び戦地となったことを非常に残念に思う」と述べました。さらに、「中国は、各国の主権と領土保全はいずれも尊重されるべきであり、国連憲章の主旨と原則はいずれも遵守されるべきだと考える。また、安全保障に対する各国の正当な懸念はいずれも重視されるべきであり、危機の平和的解決に資するあらゆる努力はいずれも支持されるべきだ」と強調しました。さらに、ウクライナ情勢の緩和に向けたフランスとドイツの取り組みを称賛し、両国およびヨーロッパ側との意思疎通と協調を保ち、各当事者側のニーズに応じて、国際社会とともに積極的な役割を果たしたいとの考えを示しました。(洋、鳴海)