北京
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ロシア外務省のザハロワ報道官は現地時間3日、インターネットのライブ配信番組に出演し、ロシアの在外公館が通信の妨害を受けている実態を明らかにしました。ザハロワ報道官によりますと、ロシア在外公館のホットライン、緊急SOSや問い合わせの電話は、いずれも意図的に破壊しようとする者たちにより、正常に稼働できなくなっています。また、電話をかけた人のほとんどがウクライナ、ポーランド、米国、ドイツ国内にいるということです。
ロシア外務省・ザハロワ報道官
ザハロワ報道官は「ロシアはウクライナ情勢が今のような状況に陥ることを防ごうと試みてきたものの、西側諸国はそれを見て見ぬふりをし、自身たちの責任は忘れている。しかし、今起きていることは自分たちと無縁であるふりをしてはならない」と述べました。
そのうえで、「ロシアとウクライナ間の衝突について、西側メディアは『前々から企んでいた行動だ』と報じているが、完全に情勢に迫られてそうなったものだ」と指摘し、「紛争が勃発する前、ロシアは交渉、譲歩、釈明、説明など、あらゆる方法を使い尽くしてきた」と示しました。
また、ロシアから国連安保理常任理事国の議席をはく奪するという声明については「ばかげた行動だ」と指摘しています。(Yan、CK)