北京
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AFRO(WHOアフリカ地域事務局)は現地時間24日、アフリカ中西部の国であるコンゴ共和国の首都ブラザビルで記者会見を行って、「COVAX」の取り組みによるアフリカ大陸への新型コロナウイルス用ワクチン提供が1年前に始まって以来、アフリカでは累計4億回のワクチン接種が実施されたと説明しました。アフリカで実施された特定の疾病にするワクチン接種としては過去最大規模ですが、現状のワクチン接種率からすれば、著しく不足しているとのことです。
現在までに、アフリカで新型コロナウイルス用ワクチンの接種を完了した人は人口のわずか13%で、18カ国では接種率が10%未満です。うち3カ国では、人口の1%未満しか接種を受けていません。また、29カ国ではワクチン在庫のうち、実際に使用された割合が50%未満でした。アフリカ大陸でのワクチン接種率はその他の大陸や地域よりはるかに少ないとのことです。
WHOは同状況を受け、今年は段階を分けて大規模なワクチン接種促進活動を展開しています。そして現在までに、20カ国を重点支援対象国に指定しました。うち10カ国ではすでに接種活動を展開しており、比較的良好な効果を得たとのことです。(玉華、鈴木)