北京
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北京の大興国際空港では、飛行エリアの誘導灯のスマート管理や省エネ・排出削減、運行効率の向上を目指し、先進型地上走行誘導管制システム(A-SMGCS)に基づいた全天候型のプラットフォームの整備が進められています。
A-SMGCS Ⅳ級走行誘導システム稼働中の大興空港の一角
同プラットフォームは資源やエネルギーの利用率を最大限にし、飛行エリアの運行に必要な資源を航空機の運航状態に合わせて動的に調整することができます。現在のところ、主な機能の設計が完了しており、構築作業が始まっています。
大興空港では、中国で初めて、A-SMGCS Ⅳ級の走行誘導システムが導入されています。同システムは、空港内の航空機や車両などに自動監視、管制、経路計画、走行誘導などのサービスを提供することができ、これまで大興空港で27カ月間にわたって安定して運行されています。
大興空港はこのシステムの潜在力をさらに引き出し、エプロン照明灯のスマートコントロール、信号灯のコントロール、駐機スポットへの精密誘導を一体化した管制プラットフォームをメーカーと共に開発しています。飛行エリアのエネルギー消費の削減、運行安全の確保、運行・管理効率の向上につながるとみられています。(鵬、浅野)