衛星「海上シルク1号」から、トンガ火山噴火の影響が分かる、首都の建物に目立った損傷の形跡なし

2022-01-20 13:13  CRI

 トンガの海底火山の噴火による津波の発生後、衛星「海上シルク1号」の合成開口レーダーを利用して撮影した災害後の衛星画像が公開されました。

衛星「海上シルク1号」から、トンガ火山噴火の影響が分かる、首都の建物に目立った損傷の形跡なし

トンガのフンガ・ハアパイ島エリア 撮影時間:1月17日午後7時45分(北京時間)

 衛星画像から見ますと、300万平方メートルのフンガ・ハアパイ島はほぼ完全に海水につかっており、島南西部の16万5000平方メートルと南東部の2万平方メートルの火山円錐丘が海面に露出しているだけです。

 中国電科高級エンジニアの喬興旺さんは、「噴火後に見える島全体(陸上)の面積は2つだけ、合わせて18万平方メートルになる。これは噴火全体が島に及ぼした影響が非常に大きいことを示している。その陸上全体の面積はすでに消失している」と説明しました。

 その後、海上シルク1号が火口から65キロ離れたトンガの首都ヌクアロファを観測したところ、ヌクアロファのインフラは目立った損傷を受けておらず、首都が位置するトンガタプ島北部と南部の海岸線に目立った変化は見られなかったとのことです。

 また、噴火前後の光学的な映像を比較した図では、火山灰が厚く降り積もったため、空から見下ろすと火山付近の島の色がそれまでの色から灰色に変わっていることがはっきりと分かります。(雲、浅野)

衛星「海上シルク1号」から、トンガ火山噴火の影響が分かる、首都の建物に目立った損傷の形跡なし

光学衛星画像(中国資源衛星応用センター提供)

 

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