習近平国家主席とロシアのプーチン大統領は2021年12月31日、新年の祝電を交換しました。

　習主席は「2021年は『中ロ善隣友好協力条約』調印20周年だった。私とプーチン大統領は『条約』の延長を共に宣言し、『代々友好を続け、協力・ウィンウィンをはかる』という理念を堅持し、二国間関係の勢い盛んな発展をけん引してきた」とした上で、「双方は『四つの相互断固支持』という共通認識を堅持し、政治的相互信頼が一段と深まった。双方は努力して感染症の影響を克服し、全方位の実務協力を推進して多くの成果を収めた。中ロ科学技術イノベーション年が順調に最終段階を迎え、二国間の貿易額が再び記録を更新し、エネルギー、航空・宇宙、互接接続（コネクティビティー）などの分野の戦略的大規模プロジェクトが急速に進んでいる」と述べました。

　習主席は、北京冬季オリンピックの開会式の出席で訪中するプーチン大統領とさまざまな形で緊密な連絡を保つことに期待を示しました。

　プーチン大統領は「間もなく過ぎ去ろうとしている1年は『ロ中善隣友好協力条約』調印20周年だ。2021年にロシアと中国の協力は著しい成果を上げた」と述べました。また北京冬季オリンピックの成功を確信しているとし、習近平主席との会談に同じく期待を示しました。（ヒガシ、柳川）