北京
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中国科学院・合肥物質科学研究院のプラズマ物理研究所にある、「人工太陽」とも称される全超伝導トカマク型核融合エネルギー実験装置(EAST)は30日夜、長パルス・高パラメーターのプラズマを1056秒間に渡って持続させました。これは現在のところ、全世界のトカマク型装置で実現された高温プラズマ状態の最長持続時間です。
EAST装置は稼働して以来の15年間に、セ氏1億6000万度のプラズマ状態や1056秒間のプラズマ状態持続などを、次々と実現してきました。また、開放的かつ共有方式の管理モデルにより、同装置の設計パラメーター指標は安定状態のプラズマ発生について、技術面や物理学において、世界のトップレベルを維持しつづけてきました。EAST装置によって得た一連の革新的な成果は、核融合実験炉の自主的建設についての、実験における重要な基礎を提供しました。EASTは太陽の内部で発生している核融合反応を発生させるメカニズムを有しており、核融合エネルギーの利用を模索するために使われています。(閣、鈴木)