北京
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国連環境計画(UNEP)の涂瑞和駐中国代表はこのほど、メディアの書面インタビューに応じ、「北京冬季五輪は、グリーン五輪の開催や持続可能性の原則と要求などを招致と準備の過程に取り入れたほか、開催後のことも配慮している。これらの一連の努力は評価すべきだ」と述べました。
涂氏は、北京冬季五輪組織委員会の持続可能性諮問・アドバイス委員会の委員を務め、これまでに張家口、延慶、北京(市街地)の3つの競技エリアを何度も実地視察・調査をしてきました。涂氏は、「北京は2008年夏季五輪の5つの競技場を冬季五輪の競技場に改造・グレードアップした。こうしたやり方は、競技場の新規建設に比べて、資金を大幅に節約したほか、エネルギーと建材の大幅な減少、そして、それに伴うCO2や他の汚染物の排出も大幅に削減できた。北京冬季五輪組織委員会がそのオフィスを石景山区の「首都鉄鋼集団」製鉄所の跡地に置いたことも、持続可能な発展という要求に応えた良好な実例だ」と語りました。
北京冬季五輪は、競技場の建設と改造の過程で省エネと新型建材を採用したことにより再生可能なエネルギーによる電力供給が実現し、低炭素排出を実現しています。(任春生、柳川)