注目の映画新作 2021年12月Vol.4

【国産編】

李茂扮太子（Another Me）
公開日：2021年12月31日
監督：高可（ガオ・コー）楊暁明（ヤン・シャオミン）
主演：馬麗（マー・リー）常遠（チャン・ユエン）艾倫（アイ・ルン）魏翔（ウェイ・シャン）
　中国で大人気を誇る喜劇団体「開心麻花（カイシンマーファー）」のメンバーとして知られる馬麗（マー・リー）や常遠（チャン・ユエン）、艾倫（アイ・ルン）、魏翔（ウェイ・シャン）らが揃って主演を務める時代劇コメディ『李茂換太子（Another Me）』がいよいよ大晦日の12月31日に一般公開されることになりました！この映画は、富豪令嬢との結婚を向こうの両親に認めてもらえない一介の巡査・李茂が、偶然にも皇太子と同じ顔であることを知り、皇太子との合意で人生を交換するという驚きの計画に走る様子を描いており、人生交換により周りの人間がとんでもない事態に巻き込まれていくドタバタ喜劇となっています。メガホンをとっているのは高可（ガオ・コー）と楊暁明（ヤン・シャオミン）のコンビで、IMAX版も同時公開です。

【国産編】

忠犬八公（HACHIKO）
公開日：2021年12月31日
監督：徐昂（シュー・アン）
主演: 馮小剛（フォン・シャオガン）陳冲（ジョアン・チェン）
　これまで何度も映画やドラマ、アニメなどとして映像化されてきた日本の「忠犬ハチ公」の物語が中国で初めて映画化されることになりました。主演は数々の話題作を送り出してきたヒットメーカーの馮小剛（フォン・シャオガン）監督と、『戦場の花』（1980）や『ラストエンペラー』（1987）などで知られる国際派女優の陳冲（ジョアン・チェン）という新鮮な組み合わせで話題となっています。本作で監督を務める徐昂（シュー・アン）は、舞台俳優としてデビューしたあと、舞台演出家としても活動するようになりました。代表作には舞台『喜劇的憂傷』などがあり、2014年に映画監督として手掛けた作品『十二公民（12 Citizens）』 は第18回上海国際映画祭  (2015)映画チャンネルメディアアワードで最優勝作品・監督・脚本を総なめにする他、第30回中国映画金鶏奨 (2015)や第22回北京大学生映画祭 (2015)にも出品されました。本作は徐監督の久々の作品となり、日本発の感動的な物語を中国人の視点から映し出しています。（ミン・イヒョウ、梅田謙）