北京
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希少な自然資源である黒土を保護し、国の食糧の安全を保障するため、中国は「耕地の中のジャイアントパンダ」とも称される黒土を立法により保護します。
黒土保護法草案は20日、第13期全国人民代表大会常務委員会第32回会議に初めて提出されました。草案は章分けせず、立法目的、適用範囲、保護要求と原則、政府責任と協調メカニズム、計画の制定、資源調査とモニタリング、農業生産経営者の責任、資金保障、法的責任など全37条からなります。
東北地方の黒土地帯は、中国にとって重要な食糧生産拠点であり、食糧生産量は全国の約4分の1を占め、市場流通用の食糧商品化率が高く、市場供給を保障する重要な供給源であり、国の食糧安全保障の「重し」です。長年にわたる人為的かつ高強度な開発・利用により、黒土層は「薄く、硬く、不毛」となり、生態の安全と農業の持続可能な発展に深刻な影響が及んでいます。黒土保護法を制定し、黒土保護を国家の意志に高めることは、黒土の保護、修復、利用の規範化に資するものであり、国の食糧安全保障に強固な法治保障を提供するものとみられています。(非、柳川)