北京
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一部参加者による記念写真
【日本僑報社発】日本僑報社・日中交流研究所主催の第16・17回「中国人の日本語作文コンクール」の表彰式と日本語スピーチ大会が12月10日午前、オンラインで開催された。
主催者代表である日本僑報社段躍中編集長が司会を務め、冒頭で挨拶の言葉を述べた。
垂秀夫在中国日本国特命全権大使をはじめ、協賛企業の代表、受賞者、指導教師、各界の方々ら約200人が日中両国の各地から参加した。
今回は初めてのオンライン開催ということで、Zoomの機能を活用し、大連外国語大学、中国人民大学、青島大学、大連工業大学など中国の大学が授業の一環として参加し、日本語教師と生徒が一緒に出席した。
垂大使の冒頭挨拶では、コンクール開催に祝辞を述べ、感染症を乗り越え本活動を実現させたことを高く評価するとともに、コロナ禍で往来が限られる中、中国の若い世代の多くが自分の考えを持ち、日中の交流について展望を抱き、外国語である日本語でわかりやすくまとめたことに、「大変感銘するとともにとても力強く感じた」と述べ、コンクールの受賞者・応募者に、「将来の日中関係を推進していく上での懸け橋になることを期待する」とエールを送った。
続いて、協賛各社を代表し、株式会社パン・パシフィック・インターナショナルホールディングスより取締役兼常務執行役員の森屋秀樹氏、東芝グループより執行役員宮崎洋一氏、朝日新聞社より中国総局長林望氏が、ご挨拶と受賞者への励ましの言葉を述べた。
第16回日本大使賞受賞者である大連外国語大学の萬園華さん、第17回日本大使賞受賞者である復旦大学の潘暁琦さんをはじめ、10名の上位受賞者が出席し、スピーチを披露した。
また、大連外国語大学の川内浩一先生、復旦大学の艾菁先生をはじめ、優秀指導教師賞を受賞した6名の指導教師が出席し、日本語教育や作文法などについて発言した。
公益財団法人安田奨学財団選考委員の馬場哲郎氏、公益財団法人東芝国際交流財団専務理事の大森圭介氏が、ご挨拶とコメントを述べた。
最後に、在中国日本国大使館の貴島善子公使が、自身の外交官としての経験も交じえ、中国の若者たちに日中の懸け橋になるよう激励し、主催者や協賛各社、参加者らに高い評価の言葉と励ましのメッセージを送った。
来年開催される第18回「中国人の日本語作文コンクール」のテーマを発表し、表彰式・スピーチ大会は盛況のうちに幕を閉じた。