北京
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中国は統一された多民族国家であり、中華民族共同体の意識をしっかりと構築し、いかなる時も国の完全性と統一性を維持し、各民族が一致団結して奮闘し、ともに繁栄と発展を実現することは、中国共産党の民族政策の原則です。民族区域自治制度とは、国の統一的な指導のもと、それぞれの少数民族が集住する地域で区域自治を行い、自治機関を設立し、自治権を行使する制度です。民族区域自治制度は憲法および民族区域自治法の中で明確に定められており、中国の基本的な政治制度の一つとなっています。
▲ポタラ宮広場で集合写真を撮るラサ市第一小学校の児童たち。(チベット自治区ラサ市/写真提供:『人民日報』)
中国における民族区域自治の実施は、領土保全と国家統一をもって前提・基礎とし、統一と自治、そして民族的要素と地域的要素の結び付きを体現しており、これは中国の国情と現実に完全に合致したものと言えます。中国の民族区域自治は、国の統一的な指導のもとでの自治であり、民族自治地域はいずれも中国の切り離し得ない一部であり、民族自治地域の自治機関はいずれも中央政府の指導のもとでの一級地方行政機関であり、いずれも中央の統一的指導に従わなければなりません。
民族区域自治の実施は、制度・政策レベルから少数民族の公民が平等と自由の権利、経済、社会、文化の権利を享受することを保障しています。155の民族自治地域の人民代表大会常務委員会では、いずれも区域自治を実施する民族の公民が主任または副主任を務めています。また、民族自治地域政府の主席、州長、県長、旗長は、いずれも区域自治を実施する民族の公民によって担われています。中国はそれぞれの少数民族の特徴とニーズに応じて、少数民族地域の経済と文化の発展を加速させるよう支援しています。(ZHL・井上)