北京
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中国人民対外友好協会は1日、日本中国文化交流協会、日本未来医学研究会、清華大学出版社と共同で2021中日友好未来医学シンポジウムを開催しました。同シンポジウムは、中日両国の医学分野の専門家や企業家代表の約120人がオンラインで参加し、双方が踏み込んだ交流をするなどで盛況でした。
中国人民対外友好協会の姜江副会長は、日本中国文化交流協会、日本未来医学研究会及び関係者が中日協力を推進し、中日友好を促進するために行った有益な活動と貢献を積極的に評価し、「今回のシンポジウムは中日が協力を強化し、共に未来を創り、人類衛生健康共同体の構築を共に推進する活気ある催しであり、重大な意義がある」と述べました。
日本未来医学研究会の清水達也会長は、「日本未来医学研究会は、新型医療や先端医学関連分野の学術研究に積極的に取り組んでいる。2011年からは中国人民対外友好協会、日本中国文化交流協会と協力して中日医療分野、特に先端医学分野の交流を進めており、今年で10周年を迎えた。今後も引き続き中国側との関連分野の友好交流と実務協力を強化し、両国の医療健康事業の発展を共に推進することを期待している」と述べました。
シンポジウムでは、中国工程院院士で北京清華長庚病院の董家鴻院長が「地域スマート健康医療システム」、日本経済新聞社論説委員の大林尚さんが「デジタル化が医療業界にもたらす変革』と題した基調講演をそれぞれ行いました。また、中日の企業家代表7人が、5Gや人工知能(AI)など新技術の活用、オンライン診療、医療機器の研究開発などの話題について踏み込んだ交流や検討を行いました。
双方はまた、医療、健康、科学技術革新などの分野における中日両国の協力には大きな潜在力があり、将来性も大きいとの認識で一致し、今回のシンポジウムと来年の中日国交正常化50周年を契機に交流を一層強化し、友情を深め、協力とウィンウィン、共同発展を実現し、両国国民のいずれにも幸せをもたらしていくとの意向を示しました。(取材:趙雲莎)