中ロ関係の分離を扇動する企みは無駄=外交部

　外交部の汪文斌報道官は12月1日の定例記者会見で、中ロのハイレベル戦略協力は世界の平和と安定を守る強力な保障であり、外部の影響によって変わることはないと述べました。

　報道によりますと、ロシアのプーチン大統領は先日、ロシア国内で開催された国際投資フォーラムに出席し、「米国と一部の西側諸国は、しばしば『中国脅威論』でロシアを脅かしているが、ロシアはその手には乗らない。ロシアは一部の欧州諸国のように、中国側との協力関係を縮小するという米国の『呼びかけ』に従うことはない」と表明しました。

　また、汪報道官は記者質問に答え、「中国側はプーチン大統領の態度を高く評価している。中ロ関係の分離を扇動するいかなる企みも無駄である。『中国脅威論』も『ロシア脅威論』も、すべて米国が覇権を維持し、世界の多極化の流れに対抗するために作り出した口実にすぎない。中ロハイレベル戦略協力は、世界の平和と安定を守る強力な保障であり、外部の影響によって変わることはない。本当に変わるべきなのは米国である。米国が冷戦思考と覇権主義を放棄しない以上、誰もが『脅威』になるだろう」と指摘しました。（オウギ、鳴海）