北京
PM2.577
3/-2
ロシアの政府系新聞「ロシア新聞」の公式サイトは21日、「メディア協力で露中の友情を築く」との論評を発表しました。論評によりますと、ロシアのプーチン大統領は18日、ロシア外務省の関連会議でロシアと中国の関係を高く評価し、中国側と国際協力を深め、一部の国の離間・分化の企みに共同で対応すると強調しました。同日、プーチン大統領は大統領令に署名し、中央広播電視総台(CMG/チャイナ・メディア・グループ)台長の慎海雄氏に「友好勲章」を授与し、露中人民の友情と協力を固め、相互理解を増進することに大きく貢献したことを表彰しました。
論評によりますと、プーチン大統領は2018年、新たな任期が始まってから1カ月後にモスクワのクレムリンで慎海雄氏の単独インタビューを受けました。プーチン大統領はインタビューで「われわれは伝統的に信頼できるパートナー、同盟国、友人との協力を非常に重視している。言うまでもなく、これには中華人民共和国が含まれる」と述べました。論評はまた、「中央広播電視総台は中露メディア間の交流・協力の推進にずっと取り組み続けている」と評価しています。
『中露善隣友好協力条約』調印から20年となる今年7月、中露友好、平和発展委員会メディア理事会の中国側主席である慎海雄氏は、メディア理事会のロシア側主席であるロシアの通信社「ロシア・トゥデイ」のキセリョフ社長と共同で、『メディア協力を強化し善隣友好を築く』と題する提案を発表しました。提案は両国のメディアに協力をさらに深め、中露関係を長期的に安定させるよう呼び掛けるだけでなく、国際世論環境が複雑で変化に富んでいる現在、両国のメディアがともに客観的、公正、全面的な報道の立場に基づいて国際世論を導くよう呼びかけています。(hj、浅野)