北京
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無糖飲料を長期間継続して飲むと糖尿病を誘発
11月14日は「世界糖尿病デー」です。中国国家衛生健康委員会の統計によりますと、中国は成人の糖尿病の有病率が12.8%で、患者数は世界最多の約1億3000万人です。
糖尿病は中高年層に特有の病気ではなく、他の疾患や不良な生活習慣と密接に関係しています。中国ではここ数年、青少年の肥満や過体重が公衆衛生上の問題となっていて、無糖飲料を長期間継続して飲んだことでかえって糖尿病を患う人も増え続けています。
中国人民解放軍総医院第一医学センターの内分泌科主任である母義明氏は、「無糖飲料といっても、甘い味がするものには通常、人工甘味料が添加されている。人工甘味料が含まれた飲料を長期間飲むと、体重が増え、インスリン抵抗性がより明確になるなどの状況が現れてくる。糖尿病や心血管疾患を引き起こすという点で、有糖飲料に比べて害はより大きい」と説明しています。
北京協和医院の内分泌科主任医師である肖新華氏は、「『無糖』の食品は、血糖値が上がらないというものではなく、ましてや血糖値を下げられるものでもない。糖尿病は今に至るまで、完治できない生涯型の病気だ。一般論として、糖尿病と診断されれば、理論上はひっくり返すことが難しく、一生、インスリン治療を続けなければならなくなる」としています。(非、柳川)