中国とエジプト、経済技術協力協定に調印

　中国とエジプトはこのほど経済技術協力協定に調印しました。中国の廖力強駐エジプト大使とエジプトのラニア・アルマシャート国際協力相はそれぞれ両国政府を代表して協定にサインしました。

　廖大使は調印式で、「この協定の締結は中国とエジプトの協力分野における新たな一里塚であり、両国の全面的な戦略的パートナーシップの枠組みにおけるハイレベルで実務的な協力の重要な表れでもある。中国とエジプトは、中国・アフリカ協力や『一帯一路』の枠組み内で医療衛生や教育、交通、情報通信、宇宙飛行などの分野の発展と協力を積極的に推進し、テンス オブ ラマダン シティのライトレールやエジプト衛星収集・試験センターなど多くの重要なプロジェクトを共に実施し、大きな成果を収めた。中国側はエジプトと共に国連の持続可能な開発のための2030アジェンダの確実な実行を加速させ、世界の持続可能な発展を実現させるために力強い原動力を注いでいくことを望んでいる」と述べました。

　また、アルマシャート国際協力相は、「エジプトの経済や社会の発展に対する中国からの長期にわたる支持と支援に感謝の意を表する。特に新型コロナ感染症発生以来、中国からの無私の支援は両国間の深い友情と真摯な感情を十分に表している」と表明しました。さらに「エジプトは、人民を中心とする中国の発展理念を高く評価する。エジプトは中国と同じく人口大国であり、発展こそがあらゆる問題を解決する鍵であることを深く認識している。エジプトは中国からより多く発展の経験を学び、先進技術を導入し、エジプトの社会・経済の発展を推進し、国民の幸福を増進していきたい」と述べました。（藍、藤井）