北京
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23/19
中央広播電視総台(CMG/チャイナ・メディア・グループ)北米総局は英国グラスゴーにおける国連気候変動枠組み条約締約国会議(COP26)の開催に合わせて、「2021グローバル行動イニシアティブ」を始動しました。気候変動に対応する各分野の活動に焦点を当て、世界の政策制定者やウオッチャー、世界の若者の声を集め、メディアのプラットフォームを利用して気候関連の行動の呼びかけを広める考えです。
CMGの制作による「グローバル行動イニシアティブ2021-気候変動」と題した特別番組は北米の現地時間2日に配信を開始しました。番組は計5日間の予定で、シエラレオネ大統領、アイスランド首相など多くの国の要人や国際通貨基金(IMF)、世界銀行、国連など多くの国際組織の指導的人物が討論に参加します。
中国共産党中央宣伝部副部長でCMG総台長兼編集長の慎海雄氏は、開幕式での式辞で自分の故郷の浙江省を例として、「記者をしていた時に多くの山や川をくまなく歩いた。習近平主席が浙江省で率先して提唱して実践した『緑水青山こそ金山銀山(「美しく豊かな自然こそ、経済的繁栄の源泉」の意)』という理念によってもたらされた、人と自然が調和して共存し、生態保護の優先とグリーンな発展によって創出された発展の奇跡を深く実感した」と述べ、メディア同業者に対して全世界の気候行動についての責任を担い、生態文明に対する人々の関心と認知を高め、全世界における実際的な気候関連の行動に焦点を置いた世論環境を作るよう呼びかけました。
シエラレオネのビオ大統領はビデオ講演で、「気候変動は全人類が直面する生存の危機であり、世界は団結してこの挑戦に対処せねばならない」、「気候変動に対応するには孤立主義を捨て、地政学上のリスク増大を防止するとともに、貧困や暴力、社会の不公平、腐敗といった問題を解決し、多国間主義の約束を実行せねばならない」と述べました。
第76回国連総会議長:私たちは繁栄と損害を共にする
アブドッラ・シャーヒド第76回国連総会議長は「世界の気候危機によって発せられたシグナルは、すでに極めて鮮明だ。世界中にたった一人でも安全ではない人がいるならば、すべての人が安全ではない。世界では一人が栄えれば皆が栄え、一人が損害を受ければ皆が損害を受ける。我々の世界はすでに、高度につながりあっている」と表明しました。(Mou、鈴木)