北京
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10月29日、米国家情報長官室(DNI)が新型コロナウイルスの起源に関する機密解除版報告書を発表しました。
これを受けて、外交部の汪文斌報道官は「米国の情報当局が8月にこの報告書の概要を発表した時点で、中国側は断固反対の姿勢を表明した」としたうえで「新型コロナウイルスの起源解明は慎重に取り扱うべき複雑な科学的問題である。これについては世界の科学者が協力して研究を展開するしかない。そこへ情報機関を動員したこと自体が、起源問題を政治利用している動かぬ証拠だ」との考えを示しました。
汪報道官はさらに「米国がするべきことは、国内の感染対策と国際協力に尽力することだ」として、政治的な操作と中国への非難を停止し、世界保健機関(WHO)の科学者の調査を受け入れるとともに、フォート・デトリック生物実験室および生物実験基地を公開するよう、米国に求めました。(ヒガシ 謙)