北京
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習近平国家主席は30日、第16回20カ国・地域首脳会議(G20サミット)に北京からビデオ形式で出席し、演説しました。その際に、「人類の幸せを第一に考え、全世界の開発の公平性、有効性、包摂性を向上させ、どの国も置き去りにしないよう努力する」との目標を掲げました。
この目標の実現に向けて、習主席は中国の考えと行動の内容を提示しました。
その中で習主席は、発展途上国へのワクチン供給を増やすことや、ワクチンの生産技術を開発途上国に移転すること、そして、発展途上国のワクチン入手および世界的なワクチン協力のための財政支援を提供することを提案しました。
また、中国がワクチンを世界の公共財にすることを積極的に促し、100以上の国や国際機関に16億回分を超えるワクチンを提供してきたことに触れ、「発展途上国が必要に応じて負担可能な価格でワクチンを入手できるよう、中国は関連各側と共に尽力していく」と述べました。
G20加盟国の人口は世界人口の2/3を占め、土地面積は世界の55%に及び、GDPは世界の86%、貿易額は世界の75%を占めています。G20は、国際経済協力分野の主要な場として、国際問題の解決において重要な役割を果たしています。(怡康、謙)