米軍原潜の衝突事故、厳しい安全リスクの存在を暴露=『人民日報』

2021-10-29 15:19  CRI

 米海軍の原子力潜水艦「コネティカット」が先日、南海海域を潜水運航中に正体不明の物体と衝突したことが、国際社会の広範な関心を集めています。国際社会は同事故がもたらした安全上のリスクや、同事故を隠そうとすればするほど露呈する米国の無責任な態度を目のあたりにすることになりました。長期にわたる米国の横暴な振る舞いと透明性に欠ける行動こそ、地域の安全と安定を損なう最大の脅威であることが示されることになりました。

米軍原潜の衝突事故、厳しい安全リスクの存在を暴露=『人民日報』

  米国側は、米軍の原子力潜水艦が10月2日に南海で衝突事故を起こしたと発表しましたが、最初の発表は5日後であり、要領を得ない短い声明でした。事故発生後20日以上たった今も、米国は依然として事実を隠蔽(いんぺい)しようとしています。米軍に派遣され南海で秘かに潜航していた原子力潜水艦は、いったいどのような任務を遂行しようとしたのでしょうか。そしてなぜ衝突したのでしょうか。放射能漏れはあったのでしょうか。海洋環境に汚染をもたらす可能性はあるのでしょうか。国際社会、とりわけ地域各国が関心を持つことは理にかなったことですが、「透明性」や「国際的責任」を一貫して標榜する米国は沈黙を続けています。

 事故を起こしたのは、米国の「シーウルフ級原子力潜水艦」です。この事故は国際社会に、米軍の原子力潜水艦の危険な操作による放射線漏れや放射線汚染のリスクをより直接的に、そしてより深刻に認識させました。米英両国は核兵器を保有しないオーストラリアに対する原子力潜水艦の売却をこのほど決定したことで、国際社会に強く非難されています。米英の原子力潜水艦は濃縮度90%以上の兵器クラスの高濃縮ウランを使用しています。オーストラリアへの輸出は、大量の原子力原料物質と技術の移転を意味するものであり、核拡散のリスクを高め、軍拡競争を誘発しかねない行為です。

 原子力潜水艦「コネティカット」の衝突事故は単なる技術面の事故であるだけでなく、地域の安全に脅威をもたらす深刻な事態です。米国は一刻も早く責任ある態度を示し、経緯や発生の可能性がある影響について地域各国にきちんとした説明を行い、国際社会の懸念を払しょくすべきです。冷戦思考に固執し、軍事力による圧力や地域各国を離反させる手段を用いて、いわゆる覇権を維持し続けようとするならば、米国は地域の安全の最大の破壊者というイメージから脱却できないだけでなく、平和と正義を擁護する各国の全ての人々の反発に遭遇するに違いありません。(ZHL、鈴木)

 

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