北京
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イギリスのグリニッジ王立天文台がこのほど開催した2021年度天体写真コンテストで、中国の董書暢さん(23歳)の作品で金環日食を撮影した「The Golden Ring」が総合優勝に輝きました。同作品は4500点余りの作品の中から選ばれたもので、審査員らに「天体写真の科学、芸術と技術独創性の完璧な融合」と称賛されました。世界トップレベルの天体写真コンテストとして、同コンテストは今年で13年目を迎えました。
総合優勝作品「The Golden Ring」
2019年の年末に、董書畅さんは金環日食の撮影準備を始めました。撮影に適した時間は短く、機材設備から撮影場所とルートの設定、交通手段など全ての準備を整えた後、董さんは一年を通して晴天に恵まれるというチベット西部のガリ地区に駆け付けました。しかし、撮影当日、空一面を覆った黒い雲にカメラマンたちは泣きたいほど重苦しい気持ちになりました。
不思議なことに、金環日食が始まろうとした時、状況が一変し、太陽が出ました。その瞬間、皆が一斉にカメラを向け、この「金の指輪」が誕生しました。(閣、浅野)
撮影中の董書畅さん
同コンテスト2019年新人賞を受賞した董さんの作品「天地競演」