北京
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2016年から2020年まで、中国では第13次五カ年計画が実施されました。この5年間中国が科学技術の分野で収めた成果展がこのほど北京市内の北京展覧館で行われました。
第13次五カ年計画科学技術革新成果展が21日から27日にかけて、北京展覧館で一般公開されました。面積2万1800平方メートルの展示エリアは、12のテーマ別セクションに分けられ、量子コンピューターから火星探査機まで、1740点以上のハイテク成果が展示されました。そのうち、1345点余りが自主開発による成果で、277点が模型となっています。
ハイテク部門の中で、来場者が一番注目したのは、ロボットカーです。通常の無人運転車とも異なり、ハンドルやペダルもなく、フロントの巨大なスクリーンに触れるだけで操作できます。車体にはスマートグラスが搭載され、外光やユーザーのニーズに応じて色を変えることも可能です。
そのほか、無人航空機を搭載したモーターランチャーも注目されました。ネットワーキングを意味する「組網1号」と名付けられた装置はドローンランチャー、垂直離着式(VTOL)の無人テイルシッタードローン、ネットワーク管理・制御システム、データ処理システムという四つの部分から構成されています。
中国科学院地理科学天然資源研究所の譚均銘博士によりますと、最大の特徴は、広い範囲を短時間でリモートセンシング観測できることで、地上から垂直に離陸するテイルシッターはタキシングなしで離陸することができます。また、1時間半から2時間の耐久性があり、高度3000メートル、最大積載量は2キロとなっているということです。(Lin、CK)