北京
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国務院報道弁公室は28日、記者会見を行い、世界貿易機関(WTO)の中国に対する第8回貿易政策審査の審査状況を紹介しました。これについて、王受文商務部副部長兼国際貿易交渉副代表は「今年は、中国のWTO加盟20周年に当たる。WTO加盟時に署名した議定書と作業部会への加盟報告書に照らして、中国はWTOが定めた義務を完全に履行し、我々がした約束が完全に果たされたことが分かる」と説明し、「これについては、中国加盟後の歴代事務総長および加盟国の大多数が十分に認識し、広く認められている」と強調しました。
王副部長によりますと、WTO規則への準拠という面では、中国は加盟後、法規や政策システムをWTO規則に合わせて改正しました。また、市場開放においては、貨物分野の関税を9.8%に引き下げることを約束し、これを完全に成し遂げました。現在、中国の輸入関税の全体平均はわずか7.4%で、あらゆる発展途上国より低くなっています。さらに、規則遵守の面では、中国の法律、法規、政策は現在ではいずれもWTO規則に準拠しています。
このほか、WTOの紛争解決制度がこれまでに下した具体的なケースについての裁決は、中国は、それが自国に不利なものであっても厳格に履行してきました。
王副部長は「こうした状況から、中国はWTO加盟時の約束を適切に果たしたといえるだろう」と述べました。(朱、坂下)