北京
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米国務省でアジア太平洋政策を担当するリック・ウォーターズ国務次官補代理が、シンクタンクのジャーマン・マーシャル基金が主催するオンライン討論会において、「中国は国連第2758号決議を乱用して国際民間航空機関(ICAO)や世界保健機関(WHO)などから台湾を排除した」と述べたことについて、国務院台湾事務弁公室の馬暁光報道官は27日の定例記者会見で、記者からの質問に回答しました。
馬報道官は「50年前の第26回国連総会は、第2758号決議を圧倒的多数で採択し、中華人民共和国の国連におけるすべての権利を回復し、中華人民共和国政府代表が中国の国連における唯一の合法的な代表であることを承認した。国連第2758号決議は政治、法律、手続き面において、中国の国連における代表権問題を明確にかつ徹底的に解決した。国連は主権国家で構成される政府間国際組織だ。台湾は国ではなく、中国の領土の不可分の一部である。当然ながら、中国の国連における代表権とは、台湾を含む全中国の代表権だ」と述べました。
馬報道官はさらに「第2758号決議が採択された日はすなわち、米国などが提出した『二重代表制決議案』が否定された日でもあった。米国の一部の人の誤りは、歴史と法理の事実を無視し、国連第2758号決議の権威を否定し、国連の裁決を覆し、国際社会の大多数と対立するものだ」と指摘しました。(閣、鈴木)